【彩りの投資】 優待投資

**「家族の笑顔は利回り∞%」**

 投資を続けていると病気にかかります。

 そう、『お金使えないんだよね病』です。いつしか資産が増えることが快感になります。昔は1000万あれば不安はなくなるとか、5000万あれば仕事はすぐに辞める、などと思っていました。

しかし、お金の勉強をし、資産が増えれば増えるほど「資産を減らしたくない」と思うようになってしまいます。

 セミリタイアする目的は何でしょうか?

 私はその人なりの幸せ追求のためだと思っています。仕事が生きがいである人もいると思いますし、私とは違い、仕事と家庭とがほどよく両立できている人もいることでしょう。たまたま私は労働強度を落として、その分を趣味や家族と過ごす時間に充てたいと考えているだけです。その時間を『お金使えないんだよね病』を患ったままでも、セミリタイア生活を楽しめるように、優待投資を一部取り入れています。将来的には、優待投資が増えるといいなぁ、と思ってはいますが。

◆◆◆◆

 このサイトでは、私「投資家エト」が、配当金 月20万円をあと3年で達成し、セミリタイアして、仕事も子育ても自分の生活や老後も全て欲張りに取っていくことを目標にしています。

 本サイトは私の自己満足であり、記録であり、セミリタイアまでのモチベーションですが、以下のような人の参考になれば幸いです。

・仕事で忙しいが、本当は家族との時間を大切にしたい人

・本当はやりたい仕事があるけれど、賃金の低さや不安定さからチャレンジできていない人

・老後が不安な人

・配当金を自由に使うという生活に憧れがある人

・若手社会人だが、将来的には労働強度を落とし、子育てにしっかり時間を取りたい人

◆◆◆◆

『お金を使えないんだよね病』に華を

 冒頭でも述べたように、投資家は良くも悪くも、資産が増えるほど「もっと増やしたい」という強欲さと、「減るのが怖い」という守備心が強まり、お金が使えなくなり、お金の使い方がある意味で下手になります。私も例外ではありません。配当金が月10万円になっても未だに夕方のスーパーの値引きシールに飛びつきます。近所の激安雑貨ショップに散歩に行きます。

 そんな私でも、優待品は心置きなく使ってしまうから不思議です。QUOカードで仕事を手伝ってくれた後輩にアイスを奢ります。出張の帰りにコンビニで唐揚げを買います。カタログギフトでは子どものおもちゃや、高級フルーツをもらいます。堅実な投資家であれば、優待品を金額換算した優待利回りで判断すると思いますが、私は優待を豊かな浪費と捉え、楽しんでいます。『お金使えないんだよね病』でも楽しめるので、同じ症状で苦しんでいる方にはこのリハビリをおすすめします。

さらに夫婦で保有すれば優待は2倍。コスパを考えると、銘柄によって100株保有が合理的とか、500株保有が合理的、という場合があります。そうなると、それ以上の買いましがしづらいですが、夫婦で最も合理的な100株をそれぞれで保有する、という戦略は楽しみ2倍です。

優待品は非課税である

 優待品は当然ですが、お金ではないので非課税です。特定口座での運用が向いています。とはいえ、中には配当自体も優秀だったり、長期保有でグレードアップするタイプの優待もあるので、最初から長期保有前提のNISAとの相性が悪いというほどではありません。オリックスや全国保証のように、優待を廃止する代わりに増配するようなケースもあるので、やはり一概には言えません。

 ここで、特定口座で運用しているA株とB株を例にしましょう。計算しやすいように、A株は配当金が年間2万円。B株は配当金が年間1万円+QUOカード1万円分としましょう。

すると、A株は税引き後に手元に残るのは16000円ほどです。B株はというと、8000円+QUOカード1万円です。どうでしょうか。B株の方がお得感があります。

とはいえ、優待改悪・廃止のリスクなどデメリットもあります。非課税であることが投資する一番の理由にはなりませんが、今後金融所得課税が強化される可能性も踏まえると、ポートフォリオの一部に組み込むのもアリだと思います。

子どもの金融教育にも

 投資家の親の悩みの一つとして、我が子に投資の知識や考え方を何歳からどう伝えていくのかがあると思います。変に誤解して、「ウチの親は楽して稼いでいるから、自分は努力をしなくて良い」なんて思われたら最悪ですよね。

私自身もどう伝えていくのかはまだ決めきれていませんが、ぼんやりと、金融教育やってみたいなぁと妄想しつつ、ノウハウや考え方が募りつつある状態です。そんな私の金融教育の一部として、優待の力で、「投資は生活を豊かにするもの、企業を応援するもの、社会貢献である。」ということを伝え、社会の仕組みを学ぶ手助けができるような気がしています。

具体的なノウハウや伝え方を編み出すことができたら、このサイトで公開していきたいと思っています。

セミリタイア後も働いている感を演出

 セミリタイア後の不安の1つに、子どもに働いている姿を見せる場面が減る、という事実があります。私はフルリタイアやFatFIREをするわけではないので、全く働かないわけではないですが、それでも子どもからすると、「ウチの友達の親ほど働いていない」と捉えることでしょう。働き過ぎで家に居ないのも考えものではありますが、勤労の意義や働いた対価として報酬を得るという社会のしくみを伝えるにはややパワー不足です。仕事が減ったことで、子どもから尊敬されなくなる、と不安になる人もいるくらいです。

そんな時に優待品をこう使ってはいかがでしょうか。

「このカタログギフト、好きなの選んでいいよ。仕事で、お礼にってもらったんだ。」

さらに2人の子どもにこう続けます。

「おいおい、取り合うなよ。このヒューリックって企業は超すごい会社なんだ。このカタログからプレゼントを2つ選んでいい。1つずつ選びなさい。」

うん。悪くない未来だ。

企業側のメリット

 優待の中には、自社製品というものがあります。これは狙い目です。なぜなら、企業側にもメリットがあるため、廃止や改悪がされにくいためです。逆にQUOカードなんかは、金券として使えるので嬉しいですが、改悪されやすいというデメリットがあります。

さて、自社製品の企業側のメリットは何でしょうか。大きく2点あります。

 ・自社製品の宣伝ができる。

 ・案外、企業負担が小さい。

1点目は想像しやすいと思います。

2点目ですが、例えば自社製品3000円相当をプレゼント、という優待を想像してください。おそらくそれは「お店で買えば、3000円くらい」という意味だと思います。この3000円には、販売店の利益や人件費が入っています。そのため、企業側はこれを用意するのに3000円もかかることはありえません。実際いくらくらいで実現できているのかまではわかりませんが、個人投資家が「総合利回りが・・・」とか計算している価格よりも安く済んでいるのは間違いないと思います。

セミリタイアの最後の壁、パートナーの説得

 YoutubeでFIRE界隈の動画を見ると、時々見かけるお話です。

パートナー(妻/夫)で、お金のことやFIREのことを知らないケースで、どうFIREの説明をし、理解を得ようか、という問題です。

これに関しては、時間をかけて、数字を伝え、少しずつ説得するしかないとお話する方が多いです。最初から同じ方向を向けて頑張っている夫婦は羨ましい限りです。ウチはというと、最初「そんな非現実的な話ばかりして」と怒られました。そりゃーもう怒られました。

でも投資に無縁な人からすれば、それが普通なんです。異常なのは我々個人投資家なのですから。世間からすれば外れ値にいるのは私なのです。このメタ認知も重要です。

 さて、そんな妻を時間をかけて説得してきました。

一番は「子どもや家族との時間を大切にしたい」という思いを伝え続けてきたことです。が、それだけで私についてきてもらうのも申し訳ないです。セミリタイアのためにがまんさせても幸せにはなれません。そこで、配当金や優待品の一部を妻へのプレゼントとして、子育てのメインパートを担当してもらっているお礼として、贈るようにしています。カタログギフトやヘアケア用品なんかは特に喜んでくれますね。

数字で訴えかけるのは、一見合理的であり、説得力があるように思うかもしれません。しかし、こんな言葉があります。

「数字は嘘をつかない。だが嘘つきは数字を使う。」

数字を使ったセミリタイアの説得というのは、最後の最後の踏み切る段階の根拠であり、投資やFIREの理解を得る手法としてはNGだと考えます。人間は合理的になったつもりでも、極めて感情的な生き物です。説得したいなら、感情に訴えかけるべきです。

私自身、セミリタイア構想段階こそ、数字を使って、妻への説得を試みました。しかし、以来一度も数字の話はしていません。

「浮いた時間を家族で過ごしたい」という目的を忘れない。

優待品をプレゼントしたり、一緒に楽しんだりした。

仕事帰りに美味しいものを買って帰った。「どうしたの?」と聞かれるけど、「配当金が入ったから。いつもありがとう。」と返すだけ。

私のしてきたことはこれだけで、いつのまにか妻も受け入れ、夫婦で家族との時間を大切にできる生活を妄想しながらがんばっています。

 セミリタイアしたいけど、パートナーの説得で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、まずは配当金でエクレアを買って帰りましょう。笑顔でカタログギフトをプレゼントしましょう。別に優待がどうとか配当がどうとかは言わなくていいです。察してくれます。ただ一言添えましょう。

「いつもありがとう」

まとめ

 お読みいただきありがとうございました。【彩り】の投資と表現しましたが、いかがだったでしょうか。

 数字だけ見れば、優待投資など取るに足らないものです。これは完全に感情に寄った投資であり、合理的な判断ではありません。私はこの投資の役割を、【彩り】と表現しました。配当金であればただの生活費ですが、優待品は利回りの中に家族の笑顔が入ります。これはもう利回り∞大です。とはいえ、流石に総合利回り3%を下回るのであれば配当金を使う方が良いと思っています。正直欲しい優待は一生かかっても集めきれないほどたくさんありますが、チャンスを見つけて、地道に買い足したいなぁと想っています。

 みなさんの投資の中にも、彩りの要素はありますでしょうか。お金は所詮引換券です。「時間との引換券」を買いまくるのも良いですが、時には「家族の笑顔との引換券」も買ってみてはいかがでしょうか。

 参考になった、他の戦術も気になる、という方は、以下の記事もお読みいただければ幸いです。まだ、サイトとして出来上がっていませんが、サイトが育ってきましたらリンクを掲載したいと思います。

・36歳でセミリタイアを達成する【エト式4刀流投資術】

・【守りの投資】 インデックス投資

・【昇りの投資】 高配当株投資

・【実りの投資】 持ち株の収穫

コメント

タイトルとURLをコピーしました