【護りの投資】 インデックス投資

**「将来の不安から守る砦」**

「高配当株で今を豊かにしたい。でも、それだけで本当に家族を一生守れるのか?」

「住宅の維持コストや、子どもの教育資金。大きなお金が必要になる時はやってくるが、配当金で足りなかったらどうするのか?」

 投資を続けていると、一度はこの壁にぶつかります。私はかつて、高配当株100%の戦略を考えていました。しかし、この不安への対処や新NISAの登場と、家族の将来(特に子どもの教育費)をリアルに考えたとき、私の戦略に組み込まれたのが、この【護りの投資】インデックス投資です。

なぜ、高配当株メインの私が資産の一部を「退屈」とも言われるインデックスに置くのか。その理由をお話しします。

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 このサイトでは、私「投資家エト」が、配当金 月20万円をあと3年で達成し、セミリタイアして、仕事も子育ても自分の生活や老後も全て欲張りに取っていくことを目標にしています。

 本サイトは私の自己満足であり、記録であり、セミリタイアまでのモチベーションですが、以下のような人の参考になれば幸いです。

・仕事で忙しいが、本当は家族との時間を大切にしたい人

・本当はやりたい仕事があるけれど、賃金の低さや不安定さからチャレンジできていない人

・老後が不安な人

・配当金を自由に使うという生活に憧れがある人

・若手社会人だが、将来的には労働強度を落とし、子育てにしっかり時間を取りたい人

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投資素人でも90点が取れるインデックス投資

 買う人がいるということは、売る人がいるということです。投資の世界において、素人がプロたちに混じって上手に株を売り買いして、儲けを出し続けることは容易なことではありません。そのため、素人が株で損しないためには、分散と長期保有が原則です。とはいえ、素人が適当に買って分散というのも難しい話です。そこでオルカンやS&P500と呼ばれるインデックスファンドを買って放置しておけば、世界中やアメリカの超優秀企業に広く分散投資をすることができる上に、プロが適宜メンテナンスもしてくれます。日本の企業は多少わかったとしても、海外の企業の情報を得たり、英語の決算書やHPを読んだりすることは、誰にでもできることではありません。

 一方で、積立設定をしたら終わり、という退屈な投資であるというデメリットがありますが、資産の最大化を図るうえで、もっとも合理的な投資手法であると言われています。最も投資成績が良い人は、死んでいる人、なんて言葉もあるくらいです。

決定打は新NISAの積立投資枠の誕生

 私はセミリタイア後の日々の生活費を得るために、高配当株をメイン戦略として行ってきました。そんな時、新NISA制度が始まり、積立投資枠が600万円も発生しました。夫婦で1200万円もの非課税投資枠があるのです。

 高配当株投資家の私であっても、これは使わない手はありません。いずれ成果とともに、今後のシミュレーションも掲載したいと思います。

なぜインデックスを【護り】と呼ぶのか

 エト式4刀流投資術において、インデックス投資は砦であり、【護り】の役割を持ちます。

 セミリタイア生活において、気をつけなければならないのは「想定される大きな出費」「想定外の出費」です。

・想定される大きな出費

 住宅の修繕や維持にかかるコスト、子どもの保育料・学費、旅行など

・想定外の出費

 家電の故障による買い替えや、物価高騰、増税、社会保障費の引き上げなど

(本来は想定すべきことですが、「いつ発生するかわからない」という意味で想定外なものたちです。)

 これらは不定期で訪れ、配当金だけでは賄いきれない可能性があります。そんな時、このインデックス資産が「最後の砦」として私たち家族を支えてくれます。このインデックス資産の護りとしての役割は次の2点に集約されます。

・高配当株ポートフォリオの売却を防ぐ。

・子どもの教育費をカバーする。

 私の高配当株は、増配期待も銘柄選定の条件としています。ポートフォリオを守り通すことができれば、配当金は年々増加していくので、教育費の一部と、老後の生活費を賄うことが期待できます。そのため、避けるべきは、資金不足による売却です。子どもが小さいうちは、学費も大したことないかもしれません。しかし、高校・大学にかかるお金は、セミリタイア生活にはかなりの重荷になることが予想されます。セミリタイアに踏み切る以上、備えは必須です。

 以上の観点から、「下の子の就職までの面倒が見切れれば、我が家のインデックス投資は役割を終える」のです。もしも余れば、優待株か、老夫婦の温泉旅行費用にでも使えれば良いですね。その歳ともなれば、健康寿命はそう長くないので、良質な食事や運動にお金を使うのも良いでしょう。

インデックス投資の欠点

 詳細は別記事「【昇りの投資】 高配当株投資」にも書こうと思いますが、合理的最適解といわれるインデックス投資にも欠点があります。NISAの成長投資枠も含め、1800万円全てインデックス一本という人も多いです。資産の最大化を狙うのであれば、そうあるべきなのですが、私がインデックス一本という手法を取らない理由はこの欠点を超えられないからです。主なものは以下の3つ。

 ①取り崩しは、暴落へのストレスが大きい

 ②4%ルールの勘違い

 ③人間は結局、感情的な生き物

順に、簡潔に説明します。

①取り崩しは、暴落へのストレスが大きい

 私の目的は、資産の最大化ではなく、セミリタイアです。インデックス一本でセミリタイアをするということは、生活費の一部を、インデックス資産の売却によって賄うということです。これは、暴落時の精神的負荷が大きいと感じます。セミリタイア中に歴史的暴落が訪れ、50%下落したとすると、取り崩しは実質2倍取り崩しているように感じるはずです。このリスクに備えるには、2〜3年分の生活費を現金として確保しておくことになりますが、数百万円を常にキャッシュポジションにしておくことは、機会損失へのストレスも感じます。また、仮に3年分の現金を確保しておいたとして、暴落中は「いつになったら株価は戻るんだろう・・・」「歴史的には数年で戻るはずだが・・・」と、常に不安を感じるはずです。

 心豊かに生きるためのセミリタイアなのに、暴落に怯える生活では意味がありません。もちろん、高配当株も暴落に対して無敵ではありません。が、株価が落ちても配当が減らなければ十分ですし、大きな暴落であれば、買い増しのチャンスでもあります。株価が上がっても下がっても嬉しいのが高配当株の良いところです。

②4%ルールの勘違い

 インデックス投資の出口戦略として、この4%ルールがしばしば持ち出されます。ざっくり、インデックスの成長を考えると、平均年間成長からインフレ率を差し引き、資産の4%を年間売却していけば、資産は減るどころかむしろ増え、破綻しない、というものです。これはつい忘れがちですが、大前提、株式50、債券50のポートフォリオの話です。株式100%のインデックスでこれが成立し得るものなのか、私に判断はできません。「やってみたら、できませんでした」では困るので、インデックス一本という戦略を取るつもりはありません。「一部をインデックス、ちょうどNISAに専用の枠があるからこれでいいか!」この程度が私には心地よいです。

③人間は結局、感情的な生き物

 人間は歳をとり、勉強をすればするほど、「自分は合理的な判断をできるようになった賢い大人」と錯覚し、実態として「びっくりするぐらい感情的に判断をして気付かない生き物」です。これは30年ちょっとの人生の中で実感したことです。みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか。

 ・テスト勉強をしたほうが良い。でもついついスマホをいじる。

 ・お菓子を食べない方が、健康に良い。でも食べる。

 ・お金の勉強をした方が良い。まぁ、そのうちやる。

 ・老後資金をためた方が良い。でもいくら必要かを想定さえしない。

 ・年金がいくら貰えるか不安。でも確認しない。

 何歳になっても変わらないのではないかと思います。私は日々、なにかを判断する際、「合理的な自分」「感情的な自分」の両方の側面を考え、この判断はどっちかな・・・と思いながら考えます。投資で言えば、計画段階、妄想段階、勉強段階はおどろくほど合理的に考えます。が、実際に投資をすると、おどろくほど「感情的」な自分に気づかないものです。

 私の中の合理的な部分も「インデックス一本が一番良い」という結論を出しています。が、私の中の感情的な部分は「高配当株の方が、お前に合っている」とささやきます。日々、ストレスなくセミリタイア生活を送り、心から家族との時間を過ごせる未来を信じ、この感情をあえて生かすようにしています。

 結果、行き着いたのがこの【エト式4刀流投資術】です。トータルリターンは【インデックス一刀流】に負ける可能性が高いです。それでも私は4刀流です。

まとめ

 お読みいただきありがとうございました。

 インデックス一本で考えている方の参考になればとも思います。これから投資を始めようと思っている方の参考にもなれば嬉しいですが、そういった人は自分の戦略を固めていくにも、経験が必要かと思います。なので、とりあえずインデックスの積み立てから始めてみて、それから自分に合った戦略を検討していくことをおすすめします。

参考になった、他の戦術も気になる、という方は、以下の記事もお読みいただければ幸いです。

まだ記事はありませんが、いずれリンクをつけていきたいと思います。

・36歳でセミリタイアを達成する【エト式4刀流投資術】

・【昇りの投資】 高配当株投資

・【実りの投資】 持ち株の収穫

・【彩りの投資】 優待投資

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