こんにちは、エトです!
今回は「エト式4刀流投資術」の中でも【実りの投資】にあたる、具体的な銘柄の入れ替え(利確&リバランス)の実践例をご紹介します。
超・長期保有が大前提の高配当株投資において、「なぜ私はわざわざ銘柄を入れ替えたのか?」その理由とシミュレーションの裏側として、今回の投資判断を解説していきます。
◆◆ はじめての方へ ◆◆
このブログでは、私「投資家エト」が、あと3年(36歳)で「配当金 月20万円」を達成してセミリタイアし、仕事・子育て・自分の生活・老後のすべてを欲張りに手に入れるためのリアルな軌跡を発信しています。
私の記録でありモチベーションでもあるこのサイトが、以下のような方の参考になれば幸いです。
- 仕事が忙しく、本当はもっと家族との時間を大切にしたい人
- やりたい仕事があるけれど、収入の低さや不安定さから一歩を踏み出せない人
- 老後の生活に漠然とした不安を抱えている人
- 「配当金を自由に使う生活」に強い憧れがある人
- 若い世代で、将来は労働強度を落として子育てにしっかり時間を使いたい人
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今回の入れ替えシミュレーション(全体感)
まずは、今回の銘柄入れ替えのシミュレーション結果からお見せします。


※自作のシミュレーターによるシミュレーション結果その2
結論からお伝えすると、今回のリバランスの概要は以下の通りです。
- 売却した銘柄:日本特殊陶業(持株半分の100株)
- 新しく購入した銘柄:東京センチュリー(200株)、エスリード(100株)
- 追加の手出し(持ち出し資金):48,712円
- 口座:全て特定口座
一見すると約5万円の手出しが発生していますが、この「キャピタルゲイン(売却益)+ちょっとの手出し」によって、ポートフォリオ全体の年間配当金が「+16,734円」増配(税引き後)しました!
値上がりした利益をしっかり「収穫」し、それを次の種(高配当銘柄)に変えることで、ポートフォリオの配当力を一気に強化できた計算になります。
本来はセクター分散もしたいところですが、そこはまぁ、感情や銘柄欲が買ってしまいました。乗り換え先が2銘柄とも不動産セクターなので、1銘柄は他セクターにしといたほうが無難です。
それでも「基本はホールド」
「利確で配当が増えるなら、どんどん売買すればいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、私の基本スタンスはあくまで「ガチホ(永久保有)」です。
なぜなら、利確の目的を「ポートフォリオの強化」に設定すると、そう簡単に売却できなくなるからです。
その最大の理由が「税金(約20.315%)」の壁です。少し極端ですが、以下の例をご覧ください。
💡【具体例】課税されると利回りは思ったほど伸びない!
例えば、昔安値で仕込んだ特定口座のA株が急騰し、**評価額200万円(うち含み益150万円)**になったとします。思わず売りたくなってしまいますが、A株が急騰中なので、他の株も伸びやすく、乗り換え先も高いことが多いです。従って、以下のように、乗り換え先が3.5%だが優良株である、という状況を想定します。
- 現在の配当:年間6万円(評価額200万円に対して利回り3.0%)
- 目指したい乗り換え先:**利回り3.5%**の優良高配当株
「利回りが3.0%から3.5%に上がるから乗り換えよう!」と売却すると、含み益150万円に対して約30万円の税金が引かれます。
手元に残る再投資資金は170万円に減ってしまうため、利回り3.5%の銘柄に再投資しても、受け取れる配当は5.95万円。
なんと、**乗り換えたことで年間配当が500円減ってしまう(マイナスになる)**という本末転倒な結果になってしまうのです。
この例からわかるように、この買い替えでは、大幅な利回り向上や、分散の大幅な強化がないと成果を得ることが難しいのです。
さらに、株価が大きく上がっているような企業は、大抵の場合業績も好調で「増配」が続いています。そのため、わざわざ税金を払って乗り換えても、期待ほど利回りが向上しないケースが多いのです。
結果として、「売りたいと思えるほど高騰した株があるタイミング」と「税金を払ってでも乗り換えたいと思えるほど割安な銘柄があるタイミング」が同時に訪れることは滅多にありません。
ちなみにこのタイミングが重なるケースでは、一過性の要因で特定の銘柄が乱高下するタイミングや、特定のセクターが伸びているが、特定のセクターは下落しているというタイミングになり、自然と逆張り投資になります。わかりやすく言うと「今イケている銘柄」を売り、「今さえない銘柄」を買う行為になります。
だからこそ、無駄で安易な売買が自然と抑えられるのです。
売り判断の正解は「数年後」にしか分からない
乗り換えを行った後、「もとの銘柄」と「新しい銘柄」のどちらがより成長するのか?
これはプロの投資家でも当て続けることは不可能です。私のような“にわか投資家”であれば、当たる確率は長期的には50%(1/2)に収束していくでしょう。シミュレーション上は、どちらも同じように伸びていくとして計算しますが、そんなことはないでしょう。むしろ今、伸びている銘柄を手放し、割安になっている銘柄に投資する判断ですので、市場は乗り換えないほうが伸びる、と考えている人が多いはずです。
だからこそ、私が最も重視しているのは「乗り換えた瞬間に確実に入ってくる『ポートフォリオの増配』という事実」です。
例えば、乗り換えによって利回りが1%向上したとします。仮に新銘柄がその後一切増配しなかったとしても、元いた銘柄が追いついてくるまでに3〜4年のタイムラグが発生します。
私たちが厳選した優良企業を買っている以上、最悪の「負けシナリオ」になったとしても、「乗り換えなければよかった……」と後悔するまでに10年近くかかる計算です。
ちなみになぜ今「銀行株」は売らないのか?
現在、銀行株は株価が大きく上昇し、利回りとしては低下しています。本来なら乗り換え候補にしたくなるところです。
しかし、今回の株価上昇は「国内の金利上昇」という強力な追い風によるものであり、今後のさらなる「増配期待」が非常に高い状態です。そのため「安値で仕込んだこの銀行株以上に魅力的な銘柄はそうそうない」と判断し、ガチホを貫いています。高いので、さらに買う気にはなれないのですが、そう思う間も株価はグングン伸びています。私のような素人が焦って買って、高値づかみになってはいけません。いつかまた、メガバンク株が利回り4%台になるまで私は待ちます。
私の目標は20年後よりも3年後
もうひとつ大きな要因があります。それは、何年後をメインに据えているかです。
ポートフォリオの中には、超長期を見据えている銘柄もありますが、一番の今の目標は3年後までのセミリタイア決行です。20年増配し続けるよりも、「3年間の増配を積み上げる」ことが最優先であり、その後は、「減配さえしなければよい」「ポートフォリオ全体として微増配」しつづければ十分すぎる成果。と考えています。
子どもがある程度大きくなって来たら労働強度を上げることも想定していますので、やはり大事なのはキャッシュフローの改善です。
今回の乗り換え先と選定理由
今回、買い増しを実行したのは以下の2銘柄です。
- 東京センチュリー(200株)
- エスリード(100株)
どちらも不動産・金融に関連するセクターで、近年の金利上昇懸念から株価が押し下げられて(割安放置されて)いた銘柄です。特に東京センチュリーはデータセンター関連でもあるので、AI・量子需要で地味な増配を期待しています。
今回、半分売ってしまった日本特殊陶業も非常に素晴らしい企業で、毎年力強く増配してくれる神銘柄です。売却したことを将来後悔する可能性も十分にあるので、全売却でなく、半分売却という判断になりました。しかし、「自力で年間16,000円分(税引き前で2万円分)を増配させるには相応の年数がかかる」と考え、実行に踏み切りました。
また、エスリードはカタログギフトがもらえる優待株でもあります。配当金だけでなく、我が家の生活を彩る優待が1つ増えるのも、セミリタイアを目指す上では嬉しいポイントです!
※なお、シミュレーション画面に映っている残りの3銘柄は、今回は惜しくも採用を見送った「乗り換え候補たち」です。ボーナスや6月の配当で購入を狙っているので、いずれ保有するつもりであるという点は変わりません。この記事の執筆中にSRAは指値が刺さり、約定となりました。残り2銘柄も権利月までに刺さればラッキーですが、刺さらなくても権利確定後の下落を狙います。FCCは優待株なので、早めに欲しいところです。
理想の乗り換えタイミングと最大のチャンス
今回のように特定口座内で乗り換えるのも手ですが、やはり売却益への課税はもったいないと感じるのが本音です。
そのため、【実りの投資】における最大のチャンスは、「特定口座の資産を売却し、NISA口座へ引っ越すとき」です。
私の場合は、以下のようなスケジュールでNISA枠を埋めていきます。
- 12月:冬のボーナスや12月入金の配当金を確保
- 1月上旬:年始一括でNISA枠に投入
- 1月中旬:足りない資金分だけ「特定口座の含み益銘柄」を売却して補充し、1月中に枠を使い切る
- 新規銘柄:年末年始にサーチ。めぼしい銘柄がなければ全て楽天SCHDとVYMにする。最後の1円まで枠が使えるのも旨味。
非課税枠へ資金を移動させるための利確であれば、税金を払うデメリットを遥かに上回る長期メリットが得られます。NISA口座に移す時点で税金分の2割は増配が確定したようなものとも捉えられますからね。楽天SCHDもVYMも今は投資時の利回りは物足りないところですが、こちらは長期増配期待枠です。
これらは、成長投資枠240万円の話であり、積立投資枠は普通に積み立てています。今は共働き状態だからこそできるパワープレイです。もしも積み立てきる入金力がないのであれば、こっちも1月に特定口座を売り払ってでも埋めるという選択をするかもしれません。
まとめ
高配当株投資の基本は、やはり「どっしりホールド」です。
しかし、投資を続けて含み益が大きくなってくると、どうしても「もったいないな、利確したいな……」という感情が芽生えます。
そんな時こそ感情に任せて売るのではなく、「ポートフォリオ全体を見て、増配とバランスの強化につながるか?」を冷徹に計算してみてください。自分のポートフォリオを管理するファンドマネージャーは、自分自身です。
ただ100%抱え続けるだけでは、せっかくの含み益(収穫期を迎えた実)を放置することになります。熟しきった実はしっかり収穫し、ポートフォリオをさらに強固に育てていきましょう。これが私の【実りの投資】です!
(いずれは昔購入した、超ド安定で倒産リスクもないけれど、株価も配当もまったく成長しない“お地蔵さん銘柄”たちの収穫も進めていきたいと考えています笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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