こんにちは。エトです。
先日、我が家の車のオイル交換に行ってきました。そろそろ購入から9年が経とうとしている相棒です。
作業を待っている間、ディーラーの方から「そろそろ新しいお車はいかがですか?」と買い替えの営業を受けましたが、ちらっと、「残クレ」「金利6.9%」という恐ろしい文字が目に入ったので、間髪入れずに「あ、結構です」とお断りしてしまいました。まぁ、今の車への愛着もありますが。
さて、感情を抜きにしても車の買い替えは、車検の節目やライフステージの変化など、さまざまなタイミングで誰もが悩むテーマです。車も性質上、寿命があります。しかし、数年後のセミリタイアを目指す節約家・投資家エトとしては、営業トークに流されるわけにはいきません。買い替えるのであれば、ライフステージにあったものへコスパよく乗り換えていく必要があります。
今回は、「購入9年目の車をここからさらに10年乗る場合」と「買い替える場合」の総コストを徹底的にシミュレーションし、どの選択肢が一番コスパが良いのかをロジカルに検証していきます!とはいえ、買い方や新車か中古かでとにかく選択肢が多いです。今回は比較目的なので、とりあえず新車に乗り換える想定で考えていきます。そのうちに、今回の結論のもと、「新車か中古」か、で比較した記事も書きたいところです。
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比較の前提条件と我が家の現状
まずは、シミュレーションのベースとなる我が家の車のスペックと、今回比較する5つのパターンを整理します。
- 車種: 9年乗った軽自動車(新車時価格:約200万円)
- 走行距離: 約45,000km(年5,000kmペース・まだまだ走れそう)
- 状態: 特に不調なし、サイズ感やライフステージの不満なし、愛着あり
- 下取り査定額: ディーラー提示で25万円
- 維持費目安: 軽自動車税(10,800円/年 ※13年超で12,900円)、車検代(約6万〜10万円/2年)
ここから「今後10年間乗り続ける/買い替える」として、以下の5パターン(全て新車価格200万円クラスの軽自動車を想定)で比較していきます。
- 今の車の乗り続けるケース
- 新車を一括購入するケース
- 新車を残クレで購入するケース(5年契約2ローテ)
- 新車リースで購入するケース(5年契約で10年乗る)
- 新車をローンで購入するケース
【パターン①】今の車に乗り続けるケース
現在の愛車(9年目)を、そのまま19年目(今後10年間)まで乗り続けるプランです。
- 車両購入費: 0円
- 車検代(5回分): 約40万〜50万円(年数が経つため消耗品交換を多めに見積もり)
- 重加算税(13年超の増税分): 約2,000円×6年 = 約1.2万円増
- メンテナンス・修理予備費: 約20万〜30万円
- 10年間の合計費用: 約60万〜80万円
すでに車両代の支払いは終わっているため、かかるのは維持費とメンテナンス代のみです。年数が経つと部品交換が増えますが、走行距離が4.5万kmと少なめなため、致命的な故障リスクは比較的低いと言えます。走行距離が少ないから言えることであります。実際問題19年も乗れるのか?という問題があるので、現実的には乗り続ける、という選択肢も今回は比較のために10年で計算していますが、どこかで乗り換えも検討すべきかもしれません。
【パターン②】同程度の新車を一括購入するケース
新車(200万円)を一括で購入し、下取り25万円を充当。残りの175万円を支払い、10年間乗るプランです。
- 車両購入費(手出し分): 200万円 − 25万円 = 175万円
- 車検代(5回分): 約35万円(新車のため初期の消耗品交換は少ない)
- メンテナンス費: 約10万円
- 10年間の合計費用: 約220万円
金利(手数料)が一切かからないため、新車に乗り換える選択肢の中では最も無駄がありません。
【パターン③】新車を残クレで購入するケース(5年契約×2ローテ)
月々の支払いを抑える「残価設定型ローン(残クレ)」で5年ごとに新車へ乗り換え、10年間で2台の新車に乗り継ぐプランです。残クレとは簡単に言うと、高金利の借金で安く新車に乗れる。安い分、契約期間が終わると、その車は返却しなければならない。というものです。
- 1台目(5年間): 下取り25万を充当しても、月々約2万〜2.5万円+金利(年3.9%〜5.9%程度)
- 2台目(5年間): 返却時の据置額で相殺、新たな新車の頭金なしで再契約
- 車検代(3年目の計2回分): 約12万〜15万円
- 10年間の合計費用: 約260万〜290万円(金利・諸費用含む)
- 残価割れリスク:残クレの仕組み上、残価に対するリスクがあります。残クレの紹介目的の記事ではないので、割愛しますが、簡単に言うと「返却時に車の状態が悪いと弁償費用」が発生します。が、今回は、丁寧に無事に乗れた設定で計算します。
常に新しい車に月々の負担を抑えつつ乗れるメリットはあります。一方で、金利が高く、総合的なコスト負担が非常に重くなります。
【パターン④】新車をリースで購入するケース(5年契約→もらえるプランで10年)
5年間のマイカーリース契約を結び、契約満了後は車をもらって(所有権を自分に移して)そのまま残りの5年間乗り続けるプランです。
- 前半5年(リース料): 月々約3万円(税金・一部車検コミ)× 60ヶ月 = 約180万円
- 後半5年(維持費のみ): 車検2回分+メンテナンス = 約30万円
- 10年間の合計費用: 約235万〜250万円(※下取り25万円充当後)
定額で家計管理がしやすいメリットはありますが、リースの月額料金には金利や手数料、サポート料が乗っているため、一括購入よりも総支払額は高くなります。
【パターン⑤】新車を通常ローンで購入するケース
200万円の新車から下取り25万円を引いた175万円を、一般的なマイカーローン(金利2.5%〜4.5%/5年返済)で購入し、10年間乗るプランです。
- 車両購入費(ローン総額): 元金175万円 + 利息約12万〜20万円 = 約190万円
- 車検代(5回分): 約35万円
- メンテナンス費: 約10万円
- 10年間の合計費用: 約235万〜245万円
一括購入に比べて「利息分」がそのまま上乗せされます。銀行系ローンなどを使い、金利を抑えられれば検討の余地は出てきます。
5パターンの比較一覧表(おすすめの選択肢)
ここまでのシミュレーション結果を、一覧表にまとめました。
| 買い替えパターン | 10年間の概算総コスト | 金利・手数料 | 10年後の所有権 | 主なメリット・デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ① 今の車に乗り続ける | 約60万〜80万円 | なし | 自分のもの | コスト最安。 故障リスクはやや上がる。 |
| ② 新車を一括購入 | 約220万円 | なし | 自分のもの | 金利ゼロ。まとまった現金が必要。 |
| ③ 残クレ(5年×2回) | 約260万〜290万円 | 高め | なし(返却) | 常に新車に乗れるが、総コストは最高額。 |
| ④ リース(5年→譲渡) | 約235万〜250万円 | 中程度 | 自分のもの | 月々定額で楽だが、一括より高い。 |
| ⑤ 通常ローン(5年) | 約235万〜245万円 | 低〜中 | 自分のもの | 現金を残せるが、利息分損をする。 |
※実際の総額は、メンテナンス状態・任意保険料・契約金利・下取り価格の変動によって前後します。
ここから先は、個人の価値観の問題だと思います。
例えば、以下の条件の人を想像しましょう。いやまぁ、部下の話ですが。
- 車が好き
- 新社会人
- この車にどうしても乗りたい
- 乗れればテンションがあがり、仕事も頑張れる
- お金をかけたいものは車以外そんなにない
まぁ、こんな状態なら、リスクさえ理解していれば、借金をしてでも好きな車に乗る選択肢も現実的です。最もコストが高い残クレもありでしょう。
とにかくめんどくさがり。なるべく考えることが少なく、シンプルがいい。そんな人は、多少のコストを払ってでも脳死プレーでリースで乗り継いでいくのがオススメです。というか以前の私です。オイル交換も車検も全て契約時に決まっているので、何も考えなくていい。とにかく楽です。メンテナンスの度に相見積もりだかネット比較だかなんだかしなくていいです。全ておまかせです。おまかせの分、格安で済むわけではないですが。
節約家エト的「一番コスパが良い選択」
さて、セミリタイアを目標とする私としては、コスパ重視で考えねばなりません。
結論から言えば、圧倒的にコスパが良いのは「① 今の車に乗り続ける」一択です。
新車(②〜⑤)に買い替える場合と比較すると、10年間で約140万〜200万円もの差額が生まれます。この浮いた資金をインデックス投資や増配株投資に回せば、セミリタイアへのカウントダウンは一気に加速します。
車は10年10万キロが乗り換えの目安といっていたのは、過去の時代のようです。調べてみると、走行距離がまだ4.5万kmであれば、適切なメンテナンスさえ行えばあと10年(15万km程度まで)は十分に走ってくれます。「乗れなくなるまで乗り潰す」ことこそが、マイカーにかかる生涯コストを最小化する最強の節約術です。
とはいえ、現在は営業トークに乗らずに乗り潰す、というだけの話です。実際問題あと10年乗るかは謎です。子どもの成長に合わせてサイズアップしたくなるかもしれません。故障が不安で乗り換えるかもしれません。主要なパーツ交換に合わせて、廃車にするかもしれません。実際に買い替えるときが来たら、また記事にしたいものです。
今回は想定しませんでしたが、中古車に買い替えるとしても同様に、一括、ローン、リース、残クレなどの選択肢があります。こちらもシミュレーションして、自分にあった選択をしたいところです。
【おまけ】軽自動車から普通車・ファミリーカーに乗り換える場合の金銭的負担
「子どもが大きくなったから」「家族で快適に遠出したいから」といった理由で、軽自動車から普通車やファミリーカーへステップアップを検討される方も多いと思います。うちの近所にも、アルファードやヴォクシーも多いですね。最近はシエンタもよく見ます。
しかし、軽自動車から普通車に乗り換えると、車両本体価格だけでなく維持費全般がサイズアップして重くのしかかってきます。ざっくり調べて見ると、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 自動車税: 軽(10,800円) → 普通車(30,500円〜43,500円/年) ⇒ 約3〜4倍!
- 車検代・重量税: 車重が増えるため、重量税・整備工賃ともにアップ ⇒ 約1.5倍!
- タイヤ・備品代: タイヤサイズやシェードサイズが大きくなり、費用が上がる ⇒ 約1.5〜2倍!
- ガソリン代(燃費): 車重が重くなり、実燃費が落ちやすい ⇒ 約1.2〜1.5倍!
- 任意保険料: 車両クラスや排気量が上がり高くなる傾向 ⇒ 約1.2〜1.5倍!
総じてもろもろの維持費を試算すると、軽自動車の維持費(年間約15万〜20万円)に対して、ファミリーカー(普通車)の維持費は年間で約1.5倍〜2倍近くまで膨らむと考えておくのが現実的です。
10年間で換算すると、維持費の差額だけでさらに100万円以上変わってくる計算になります。ファミリーカーへの乗り換えを検討する際は、車両価格だけでなく「日々の維持費が何倍になるか」まで含めて慎重にシミュレーションしたいところですね!
まとめ
車の購入には様々なパターンがありあます。コストだけが全てではありません。
現在の私は、セミリタイアを目標としているので、コスト重視ではありますが、それは私が「車なんて動けばいい」というタイプの人間だからに過ぎません。車が好きな人が、コストばかり考えても幸せな生活とは呼べないことでしょう。
自分が何のために何を重視して車に乗るのかをよく考え、その時の自分にあったベストな選択を模索しましょう。
参考になった、という方は以下の記事もぜひご覧ください。




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